平成31年前期 保育士試験 保育の心理学 問1の解説です。
問1は、発達に関する理論( ブロンフェンブレンナーの生態学的システム論 )についての記述の( A )~( D )の語句が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選ぶ問題です。
それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。
問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。
「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。
問1の解き方
ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner, U.)の生態学的システム論を知らなくても、常識で解ける問題です。
Aが指す「第1層は、子どもと親の関係、子どもときょうだいとの関係、子どもと保育士との関係」をミクロシステム、Dが指す「第4層は、信念体系、価値観、法律、文化などの社会的文脈が第1層から第3層を取り囲んでいる。」をマクロシステムと呼ぶのは正しいと判断されます。
よって正解は3です。
生態学的システム論 とは
人間の発達は、取り巻く環境から影響を受けるという考えに基づいて、生態学的システムを提唱。生態学的システム論 では、4つのシステムと1つの時間を伝えています。
- ①マイクロシステム 自分・兄弟・親など
- ②メゾシステム 大学・サークルなど
- ③エクソシステム 親の勤務先・兄弟の学校など
- ④マクロシステム 価値・文化・教育など
- ⑤クロノシステム 兄弟が生まれるなどのライフイベント
ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner, U.)の生態学的システム論 について、こちらのブログに詳しく説明されています。
「保育士テキスト2022 (上)」P187の理解度チェックにコメントしておきまししょう。
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