H31(前)保育の心理学【2019】

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈保育の心理学〉問4〈2019〉環境閾値説

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈保育の心理学〉問4〈2019〉環境閾値説

平成31年前期 保育士試験 保育の心理学 問4の解説です。

問4は、環境閾値説に関する説明及び図の( ア )~( エ )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選ぶ問題です。

それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。

問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。

「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。

問4の解き方

文章と図をよく照らし合わせれば、常識を活用したら解ける問題です。

グラフの縦軸と横軸をみると、縦軸は「可能性が顕在化する率」、横軸は「環境条件がどの程度発達に適しているか」となっています。

これより、アに入るのは「遺伝的可能性」、イに入るのは「環境条件」であると判断できます。その結果、選択肢が1と4に絞られます。

ウとエをみると、学業成績が入るのはエであると判断できます。

よって、正解は4です。

環境閾値説とは

ジェンセンは、発達は遺伝的要因の成熟と環境的要因による学習との相互作用によって起きる「環境閾値説(かんきょういきちせつ)」という相互作用説を提唱しました。遺伝的可能性が各特性で顕在化するにあたって、それに必要な環境条件の質や量は異なり、各特性はそれぞれに固有の「閾値」を持っているという説です。

「閾値」というのは一定水準のことを表します。例えば、身長や体重は劣悪な環境でない限りはその可能性を実現していきますが、知能テストの成績ではやや環境から受ける影響が大きくなるというのです。

「保育士テキスト2022 (上)」P189-194をチェックして、マーカーを引いたりコメントを加えておきましょう。

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