H31(前)保育の心理学【2019】

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈保育の心理学〉問3〈2019〉子ども同士のトラブル

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈保育の心理学〉問3〈2019〉子ども同士のトラブル

平成31年前期 保育士試験 保育の心理学 問3の解説です。

問3は、子ども同士のトラブルに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選ぶ問題です。

それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。

問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。

「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。

問3の解き方

特別な知識がなくても、常識を活用したら解ける問題です。

D「子ども同士のトラブルへの対応として、5歳頃では、保育士は直接的に関与することはない。」は明らかにおかしいので×。

その結果、選択肢が2,3,5に絞られます。

B「子ども同士のトラブルへの保育士の対応として、どのような場合も見守る・待つ姿勢が大切である。」も同様に明らかにおかしいです。

よって、選択肢が3と5に絞られます。

AとCを読むと、妥当だと判断できるので、正解は3。

バーデンの遊びの発達段階

バーデンの分類では、以下のように子どもの遊びの発達段階を仮定しています。

  1. ひとり遊び(2~3歳頃から)
  2. 傍観(ぼうかん)遊び(2~3歳頃から) 友達が遊んでいるのを見たり、口出ししたりできるようになってきます。
  3. 並行(へいこう)遊び(2~3歳頃から) 友達と同じ場所で、同じような遊びをしているけど、お互いに干渉はしないといった時期です。
  4. 連合(れんごう)遊び(4~5歳頃から) 他の子どもと一緒に1つの遊びをします。同じおもちゃで遊ぼうとする点で、並行遊びとは異なります。やりとりが増えた分、友達ともめることも増えるので、大人の助けが必要です。
  5. 協同(きょうどう)遊び(4~5歳頃から) 共通の目的・目標に向かって、友達と協力して取り組むことができるようになります。

「保育士テキスト2022 (上)」P189-194をチェックして、マーカーを引いたりコメントを加えておきましょう。

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