平成31年前期 保育士試験 子どもの保健 問6の解説です。
問6は、A~Dは、感染症名と病原体の組み合わせで、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選ぶ問題です。
それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。
問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。
「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。
Contents
問6の解き方
A 流行性耳下腺炎 ――― 〇ムンプスウイルス:2~3週間の潜伏期(平均18日前後)を経て発症し、片側あるいは両側の唾液腺の腫脹を特徴とするウイルス感染症。
B 咽頭結膜熱 ――――― 〇アデノウイルス:発熱、咽頭炎、眼症状を主とする小児の急性ウイルス性感染症であり、数種の型のアデノウイルスによる。 夏期(小規模だが冬期)に地域で流行することもあり、小規模アウトブレイクとしても、散発的にも発生する。
C 百日咳 ――――――― ×ヒトパルボウイルス:百日咳菌という特殊な細菌が原因です。終生免疫(一度感染したら次はかからない)の感染症ではないため、風邪のように何度でも百日咳にかかる可能性があり、特に6か月未満の乳児が百日咳にかかると呼吸器不全など命に関わることがあります。
D 伝染性紅斑 ――――― ×コクサッキーウイルス:第5病(Fifth disease)とも呼ばれ、頬に出現する蝶翼状 の紅斑を特徴とし、小児を中心にしてみられる流行性発疹性疾患である。 両頬がリンゴのよう に赤くなることから、「リンゴ(ほっぺ)病」と呼ばれることもある。ヒト パルボウイルスB19が原因ウイルス。なお、 コクサッキーウイルス は手足口病やヘルバンギーナの原因。
よって、正解は3です。
「保育士テキスト2022 (上)」P292-296 をチェックして、マーカーを引いたりコメントを加えておきましょう。
SNSやブログで人気の桜子先生の保育士テキスト本はこちら↓