平成31年前期 保育士試験 社会的養護 問9の解説です。
問9は、社会的養護における専門職名と専門職の配置が義務づけられている施設の組み合わせとして、正しいものを一つ選ぶ問題です。
それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。
問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。
「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。
Contents
問9の解き方
正解は、4です。
母子支援員は、母子生活支援施設に配置される職員です。
離婚などで生活や経済の基盤を失ったり、精神的なケアが必要となったりと、さまざまな生活課題を抱えた母親に対して、就労支援や育児相談、関係機関との連絡調整などを行います。
心理療法担当職員の配置があるのは、乳児院や児童養護施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設です。
虐待などによって心的外傷を負っている子どもたちに心理療法を施し、心理面のケアを行います。また、その保護者に対して心理療法を行うこともあります。
児童指導員は、障害のある子ども達の生活のサポートや、児童福祉施設にて家庭の事情で支援が必要な子供に対し、社会で暮らしていくための訓練を実施します。児童指導員が活躍する、主な児童福祉施設としては以下が挙げられます。
「乳児院」「児童養護施設」「児童発達支援センター」「障害児入所施設」「放課後等デイサービス」など
乳児院における看護師の配置人数は、10人を超えない施設を除き、0歳児から1歳児までの児童を預かる場合には、1.6人で1人以上の配置、2歳児では2人に対して1人の配置、3歳児では4人に1人の配置と言う基準が定められています。 ただし、保育士、児童指導員をもってこれに代えることが出来る。
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準
第二十一条 乳児院(乳幼児十人未満を入所させる乳児院を除く。)には、小児科の診療に相当の経験を有する医師又は嘱託医、看護師、個別対応職員、家庭支援専門相談員、栄養士及び調理員を置かなければならない。ただし、調理業務の全部を委託する施設にあつては調理員を置かないことができる。
児童福祉司の配置標準は、各児童相談所の管轄地域の人口4万に1人以上配置することを基本とし、全国平均より虐待対応の発生率が高い 場合には、業務量(児童虐待相談対応件数)に応じて上乗せを行うことと
「保育士テキスト2022 (下)」P をチェックして、マーカーを引いたりコメントを加えておきましょう。
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