H31(前)社会的養護【2019】

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈社会的養護〉問10〈2019〉里親制度

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈社会的養護〉問10〈2019〉里親制度

平成31年前期 保育士試験 社会的養護 問10の解説です。

問10は、【事例】を読んで、【設問】に答える問題です。

それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。

問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。

「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。

問10の解き方

正解は、4です。

養育里親:養子縁組を目的とせずに、要保護児童を預かって養育する里親です。基本的には、実親の元で暮らすことができるようになるまでとなりますが、期間はまちまちで、長い場合は成人になるまで委託を続けるケースもあります。数週間や 1 年以内など短期間委託するなど。委託できる児童は4人までで、実子等を含めて6人までとなります。

専門里親:虐待された児童や非行等の問題を有する児童、及び身体障害児や知的障害時児など、一定の専門的ケアを必要とする児童を養育する里親です。実家庭への家庭復帰や家族再統合、自立支援を目的としています。専門里親は、養育里親よりも難しい養育であるので、専門的な研修を受けることが必要です。専門里親に委託できる児童の数は2人までで、委託期間は2年となります。

養子縁組里親:保護者のない子どもや家庭での養育が困難で実親が親権を放棄する意思が明確な場合の養子縁組を前提とした里親です。児童が6歳未満の場合は特別養子縁組制度により、裁判所の審判により、実子扱いでの入籍が可能になります(民法817条の2)。養子里親の年齢は、子どもが成人したときに概ね 65 歳以下となるような年齢が望ましい

親族里親:3親等以内の親族(祖父母、叔父、叔母など)の児童の親が死亡、行方不明、拘禁、入院や疾患などで養育できない場合の里親のこと。児童の精神的な負担を考慮し、養育里親よりも親族里親が優先されることが多いといえます。親族里親のうち、叔父叔母など扶養義務のない親族については、養育里親と同様に里親手当が支給されます。

「保育士テキスト2022 (下)」P216 をチェックして、マーカーを引いたりコメントを加えておきましょう。

SNSやブログで人気の桜子先生の保育士テキスト本はこちら↓

過去問解説をYouTubeで見る



-H31(前)社会的養護【2019】
-, ,