H31(前)子どもの食と栄養【2019】

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈保育原理〉問7〈2019〉エミール

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈保育原理〉問7〈2019〉エミール

平成31年前期 保育士試験 保育原理 問7の解説です。

問7は、のルソー(Rousseau, J.-J.)についての記述で、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選ぶ問題です。

それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。

問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。

「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。

問7の解き方

正解は、2です。

ルソーは、著書『学問芸術論』『人間不平等起源論』『社会契約論』『エミール』とともにフランス革命、そして後の民主主義、個人主義、近代教育思想に多大な影響を与えた啓蒙思想家です。

人間は生まれた瞬間(自然状態)が善であり、そのような子どもたちに文明や文化を教えるということは、堕落の道へと導いてしまうというものでした。これがルソーの「消極的教育法」の根となっている部分です。よってCは×です。

教育には、次の3つの種類があるとルソーは言います。

「自然の教育」
「事物の教育」
「人間の教育」

 ここでいう「自然」とは、いわば人間本性のことです。

 たとえば、わたしたちは言葉もしゃべれず歩くこともできない状態で生まれてきます。それが「自然」なことです。

 そんな赤ちゃんに、いきなり歩くための教育をしても意味のないことでしょう。それはむしろ、赤ちゃんを苦しめるだけです。

 だからわたしたちは、この「自然の教育」に「人間の教育」を合わせるほかありません。よってBは〇です。

詳しくは、こちらをご覧ください。

「保育士テキスト2022 (下)」P127 をチェックして、マーカーを引いたりコメントを加えておきましょう。

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