平成31年前期 保育士試験 保育実習理論 問19の解説です。
問19は、事例を読んで答える問題です。
それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。
問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。
「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。
問19の解き方
正解は、1です。
(3)社会的養護の基盤づくり
・社会的養護は、かつては親のない、親に育てられない子どもを中心とした施策で
あったが、現在では、虐待を受けた子ども、何らかの障害のある子ども、DV被
害の母子などが増え、その役割・機能の変化に、ハード・ソフトの変革が遅れて
いる。
・社会的養護は、大規模な施設養護を中心とした形態から、一人一人の子どもをき
め細かく育み、親子を総合的に支援していけるような社会的な資源として、ハー
ド・ソフトともに変革していかなければならない。
・社会的養護は、家庭的養護を推進していくため、原則として、地域の中で養育者
の家庭に子どもを迎え入れて養育を行う里親やファミリーホームを優先するとと
もに、児童養護施設、乳児院等の施設養護も、できる限り小規模で家庭的な養育
環境(小規模グループケア、グループホーム)の形態に変えていくことが必要で
ある。
・また、家庭的養護の推進は、養育の形態の変革とともに、養育の内容も刷新して
いくことが重要である。
・施設は、社会的養護の地域の拠点として、施設から家庭に戻った子どもへの継続
的なフォロー、里親支援、社会的養護の下で育った人への自立支援やアフターケ
ア、地域の子育て家庭への支援など、専門的な地域支援の機能を強化し、総合的
なソーシャルワーク機能を充実していくことが求められる。
・ソーシャルワークとケアワークを適切に組み合わせ、家庭を総合的に支援する仕
組みづくりが必要である。
・社会的養護の役割はますます大きくなっており、これを担う人材の育成・確保が
重要な課題となっている。社会的養護を担う機関や組織においては、その取り
組みの強化と運営能力の向上が求められている。
ソーシャルワークとは
ソーシャルワークは、高齢者,子ども,障がいのある方を含む、多様な人々のウェルビーイング(=よい状態、幸せ)を手助けすることをめざします。 ソーシャルワークの基本は、相手の話しに耳を傾けることです。 ソーシャルーワークは、「相談援助」と表現されることがあります。
ケアワーク 介護
「保育士テキスト2022 (下)」P をチェックして、マーカーを引いたりコメントを加えておきましょう。
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