H31(前)子どもの食と栄養【2019】

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈教育原理〉問8〈2019〉幼稚園教育要領

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈教育原理〉問8〈2019〉幼稚園教育要領

平成31年前期 保育士試験 教育原理 問8の解説です。

問8は、「幼稚園教育要領」(平成 29 年3月告示)の第3章「教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動などの留意事項」の一部で、( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選ぶ問題です。

それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。

問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。

「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。

問8の解き方

正解は、1です。

幼稚園教育要領とは

「幼稚園教育要領」とは学校教育法に基づいて幼稚園の子どもたちの教育の基準を示したものです。文部科学省によって2017年3月に改訂、2018年4月に施行されました。

保育所には「保育所保育指針」、認定こども園には「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」があります。

改定のポイント

  • 幼稚園教育における育みたい資質や能力が明確化された
  • 「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を示し、
     他の保育施設との共通指針として明確化、幼小接続を推進している
  • 幼児一人ひとりのよさや可能性などを把握し、理解したうえで評価を実施する
  • 言語活動などを積極的に取り入れ、障害のある幼児や海外から帰国した幼児など、
    特別な配慮を必要とする子どもへの指導を充実化する
  • 環境を通しての教育を基盤として継続する

こちらのブログを参照しました。

第2 教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動などの留意事項

  1.  地域の実態や保護者の要請により,教育課程に係る教育時間の終了後等に希望する者を対象に行う教育活動については,幼児の心身の負担に配慮すること。また,以下の点にも留意すること。
    • (1) 教育課程に基づく活動を考慮し,幼児期にふさわしい無理のないものとなるようにすること。その際,教育課程に基づく活動を担当する教師と緊密な連携を図るようにすること。
    • (2) 家庭や地域での幼児の生活も考慮し,教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動の計画を作成するようにすること。その際,地域の様々な資源を活用しつつ,多様な体験ができるようにすること。
    • (3) 家庭との緊密な連携を図るようにすること。その際,情報交換の機会を設けたりするなど,保護者が,幼稚園と共に幼児を育てるという意識が高まるようにすること。
    • (4) 地域の実態や保護者の事情とともに幼児の生活のリズムを踏まえつつ,例えば実施日数や時間などについて,弾力的な運用に配慮すること。
    • (5) 適切な指導体制を整備した上で,幼稚園の教師の責任と指導の下に行うようにすること。
  2.  幼稚園の運営に当たっては,子育ての支援のために保護者や地域の人々に機能や施設を開放して,園内体制の整備や関係機関との連携及び協力に配慮しつつ,幼児期の教育に関する相談に応じたり,情報を提供したり,幼児と保護者との登園を受け入れたり,保護者同士の交流の機会を提供したりするなど,地域における幼児期の教育のセンターとしての役割を果たすよう努めること。

「保育士テキスト2022 (下)」P103 をチェックして、マーカーを引いたりコメントを加えておきましょう。

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