用語集(た・な・は行)

注意欠如・多動症【保育士試験対策 用語集】

保育士試験 用語集

「注意欠如・多動症」の概要

「自分の感情をコントロールする」「物事に集中する」「他人の表情から感情を理解する」などがうまくできないのが発達障害です。これは生まれつきの行動や思考の特性であり、個性や性格に近いものです。

発達障害には、人とのコミュニケーションが困難な自閉スペクトラム症(ASD)、注意が持続できなかったり衝動性が高い注意欠如・多動症(ADHD)、読み書きや計算などが極端に苦手な限局性学習症(LD)の3つのタイプがありますが、複数のタイプを併せ持っている場合もあります。

注意欠如・多動症の対応では、「薬による行動改善」「環境改善」「行動療法」を3つの柱とし、その子に合ったサポートを行っていきます。特に、行動療法では「望ましい行動をほめて増やしていく」ようにします。例えば「動き回る」という行動には、「座ったときにほめる」「じっとしていた時間の長さをほめる」「授業や活動の中で動いても良い時間を作る」「授業前に校庭などで体を動かす」といった対応があります。不適切な行動はできるだけ見逃すようにして、できたことをほめ、成功体験を積み重ねていくことが大切です。

こちらのブログを参考にしました。

「注意欠如・多動症」が出題された保育士試験の過去問

・平成31年度(2019)前期「子どもの保健」問12



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