H31(前)保育の心理学【2019】

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈保育の心理学〉問17〈2019〉愛着障害

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈保育の心理学〉問17〈2019〉愛着障害

平成31年前期 保育士試験 保育の心理学 問17の解説です。

問17は、事例「子どもと家族に対して保育士として行うべき対応」を読んで、それに関する設問について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選ぶ問題です。

それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。

問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。

「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。

問17の解き方

反応性愛着障害を知っていれば解ける問題です。

正解は5です。

愛着障害とは

愛着障害とは、養育者との愛着が何らかの理由で形成されず、子供の情緒や対人関係に問題が生じる状態です。 主に虐待や養育者との離別が原因で、母親を代表とする養育者と子供との間に愛着がうまく芽生えないことによって起こります。

愛着障害は「反応性アタッチメント障害(反応性愛着障害)」と「脱抑制型愛着障害」に診断が分けられます。
「反応性アタッチメント障害(反応性愛着障害)」も「脱抑制型愛着障害」も、5歳以前に発症するとされています。この2つの愛着障害の違いは以下になります。

〇人に対して過度に警戒する・・・「反応性アタッチメント障害(反応性愛着障害)」

〇過度になれなれしい・・・「脱抑制型愛着障害」

*******************
すべての人間に警戒をあらわにする 抑制型(反応性)愛着障害
誰にでも区別なく好意をあらわにする 脱抑制型(脱抑制性)愛着障害

*******************
<原因>
子どもの基本的な情緒的欲求や
身体的欲求が持続的に無視されたり、
一次的な世話人が繰り返し変わることによって
安定した愛着形成が阻害されることが病因とされています。

「保育士テキスト2022 (上)」P223 をチェックして、マーカーを引いたりコメントを加えておきましょう。

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