H31(前)社会福祉【2019】

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈社会福祉〉問13〈2019〉ストレングス

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈社会福祉〉問13〈2019〉ストレングス

平成31年前期 保育士試験 社会福祉 問13の解説です。

問13はストレングス関する問題で、記述の正誤を問われています。

記述A~Dをみていきましょう。

問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。

「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。

ストレングスとは

英語で strengthは、強さ、能力といった意味をもちます。

社会福祉におけるストレングス(strengths)とは、支援を必要としている人(相談者)の持っている強み、意欲、能力、希望などを指し、身体、精神の両面で用いられます。さらに、ストレングスは相談者のもつ資源、例えば生活している環境にもあるとされています。

以前は障害者などの相談者に対して、できないことに視点があてられていましが、近年は、できる・できるようになることに着目してサポートする「ストレングスモデル」が広がっています。

相談者が本来の力を失っている状態、気づいていない状態から、自分の持っているはずの力を取り戻していく、引き出していくようにサポートします。

問13の解き方 

それでは、AからDの記述をみていきましょう。

Aには、「利用者のストレングスを把握することができれば、利用者の抱えている問題状況を把握しないで支援計画を立案することができる。」とあります。

しかし、支援計画の立案は、利用者が抱えている強みだけでなく、問題も把握しなければ適切に行えません。

よって、Aは間違い「×」です。

Bには、「利用者の生活経験やそれによって得た知識は、その人の身に着けた能力の一部であり、ストレングスとして評価する。」とありますが、これはその通りですね。よって正解「〇」です。

Cには、「利用者の ADL(日常生活動作)の自立度や認知的能力は、ストレングスとして評価する。」とあります。その通りなので、正解「〇」

Dには、「利用者の近隣住民同士の助け合いは、ストレングスとして評価する。」とありますが、その通りです。よって正解「〇」です。

正解とまとめ

まとめると、

A:×

B:〇

C:〇

D:〇

よって、正解は選択肢4です。

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保育士試験 平成31年前期社会福祉問13 過去問解説動画



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