平成31年前期 保育士試験 社会福祉 問10の解説です。
問10は社会福祉における相談援助に関する問題で、記述の正誤を問われています。
記述A~Dをみていきましょう。
問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。
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問10の解き方 相談援助者とは
相談援助とは、地域の福祉サービス利用者への相談援助や関係機関との調整を行うことです。それらを担う人を相談援助者といいます。
総称してソーシャルワーカー、ケースワーカーなどと呼ばれることもありますが、分野によって仕事の範囲、法令上の名称が異なります。
例えば、共通する資格として社会福祉士、特定分野の資格としては、精神保健福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)などがあります。
AからDの記述をみていきましょう。
Aには、「福祉サービスを必要とする地域住民が来訪したときに、所属する機関が提供できる福祉サービス及びその他の社会資源を調整する。」とあります。
これは、その通りです。よって正解「〇」。
Bには、「判断能力が不十分な状態にある地域住民を発見したときは、本人の生活、療養看護及び財産の管理に関する事務を自ら行う。」とありますが、これは明らかにおかしいですね。よって間違い「×」です。
Cには、「福祉サービスについて苦情の申し立てがあった場合、ルールに則った解決を進める。」とあります。その通りなので、正解「〇」。
Dには、「福祉サービスを利用する地域住民が社会生活機能を高め、地域での生活を可能に
するよう支援する。」とありますが、その通りです。よって正解「〇」です。
正解とまとめ
まとめると、
A:〇
B:×
C:〇
D:〇
よって、正解は選択肢3です。