H31(前)児童家庭福祉【2019】

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈児童家庭福祉〉問13〈2019〉家庭的保育事業

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈児童家庭福祉〉問13〈2019〉家庭的保育事業

平成31年前期 保育士試験 家庭福祉 問13の解説です。

問13は、家庭的保育事業に関する記述の中から、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを選ぶ問題です。

それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。

問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。

「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。

家庭的保育事業とは

家庭的保育事業とは、保護者が就労や病気などで保育ができない場合、子どもを家庭的保育者(家庭保育福祉員)が保護者に代わって保育をします。0~2歳児を対象とした、定員3~5人の家庭的な雰囲気の中で実施します。

2015(平成27)年から始まった子ども・子育て支援新制度の中で、市町村の認可事業(地域型保育事業)の1つとして新たに作られた事業です。

地域型保育事業

  • 小規模保育
  • 家庭的保育
  • 居宅訪問型保育
  • 事業所内保育

問13の解き方

記述AからDをみていきましょう。

Aには、「家庭的保育者は、保育士資格もしくは幼稚園教諭免許を有していなければならない。」とありますが、家庭的保育者は、市町村長が行う研修を修了し、保育士と同等以上の知識及び経験を有すると認められる者 で、保育に専念できる者です。よって、間違いです。

Bには、「家庭的保育者と家庭的保育補助者がいる場合、4名までの子どもの保育を行うことができる。」とありますが、その場合、定員は5名です。よって、間違いです。

Cには、「原則として、連携を行う保育所、幼稚園、及び認定こども園を適切に確保し、必要な支援を受けることが定められている。」とありますが、これは、正しいです。

Dには、「満3歳以上であっても、保育の必要が認められ、かつ幼児の保育体制等が整備される場合は、家庭的保育者による保育が可能である。」とありますが、0歳児~2歳児の「満3歳未満の乳児」が対象ですが、例外はありますよね。よって正しいです。

正解は、選択肢4です。

「保育士テキスト2022 (上)」P111、155をチェックして、蛍光ペンなどでマークしておましょう。

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