平成31年前期 保育士試験 子どもの保健 問15の解説です。
問15は、A~Eのうち、過換気症候群について適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選ぶ問題です。
それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。
問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。
「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。
問15の解き方
いわゆる過呼吸の問題です。
ペーパーバック法は、炭酸ガス濃度が必要以上に上がってしまったり、酸素が足りず低酸素状態になったりする可能性があるため、現在は勧められていません。
過呼吸の状態が悪化し、炭酸ガス濃度が低下して血液がアルカリ性に偏ることで血管が収縮し手足のしびれや筋肉のけいれんや収縮も引き起こされます。
よって正解は2です。
過換気症候群とは
不安や極度の緊張などで何度も息を激しく吸ったり吐いたりして過呼吸の状態となり体内にある二酸化炭素が放出されて、炭酸ガス濃度が低くなることで本来は中性であるはずの血液がアルカリ性に偏り、身体にさまざまな症状が現れるます。
主な症状は呼吸が速くなり、過換気の状態に加え息をしづらい、息苦しい、胸の痛みやめまい、動悸などの自覚症状がある。手足がしびれたり筋肉がしびれてけいれんしたり、収縮して硬直したりする場合もある。手がけいれんし、トルーソー徴候と呼ばれる手のひらをすぼめて親指が中に入って指がまっすぐ伸びたような特徴的な状態になることもある。重症の場合は失神したり、全身にけいれんが起きたりすることも。
こちらのブログを引用しました。
「保育士テキスト2022 (上)」P304 をチェックして、マーカーを引いたりコメントを加えておきましょう。
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