H31(前)子どもの保健【2019】

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈子どもの保健〉問12〈2019〉注意欠如・多動症

【過去問解説】平成31年(前期) 保育士試験〈子どもの保健〉問12〈2019〉注意欠如・多動症

平成31年前期 保育士試験 子どもの保健 問12の解説です。

問12は、A~Dのうち、注意欠如・多動症の子どもへの対応として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選ぶ問題です。

それでは、問題を解いていきましょう。その前に、問題文をお手元にご用意ください。

問題文は全国保育士養成協議会のホームページで無料公開されています。
こちら(全国保育士養成協議会サイト)から閲覧、ダウンロードできます。

「スタディ」では、このブログや動画を見ながら、お持ちのテキスト本に赤線を入れる、コメントを足す、付箋を貼るなどして、自分の使いやすいオリジナル本を作っていくことをおすすめします。ここでは、福祉教科書「保育士完全合格テキスト2022」を用いています。

問12の解き方

注意欠如・多動症 の子に、しかってはいけません。

よって選択肢は4と5に絞られます。

注意をそらさせないように、事前準備をしっかりするのは大切です。

よって正解は4です。

発達障害とは

「自分の感情をコントロールする」「物事に集中する」「他人の表情から感情を理解する」などがうまくできないのが発達障害です。これは生まれつきの行動や思考の特性であり、個性や性格に近いものです。

発達障害には、人とのコミュニケーションが困難な自閉スペクトラム症(ASD)、注意が持続できなかったり衝動性が高い注意欠如・多動症(ADHD)、読み書きや計算などが極端に苦手な限局性学習症(LD)の3つのタイプがありますが、複数のタイプを併せ持っている場合もあります。

注意欠如・多動症の対応では、「薬による行動改善」「環境改善」「行動療法」を3つの柱とし、その子に合ったサポートを行っていきます。特に、行動療法では「望ましい行動をほめて増やしていく」ようにします。例えば「動き回る」という行動には、「座ったときにほめる」「じっとしていた時間の長さをほめる」「授業や活動の中で動いても良い時間を作る」「授業前に校庭などで体を動かす」といった対応があります。不適切な行動はできるだけ見逃すようにして、できたことをほめ、成功体験を積み重ねていくことが大切です。

こちらのブログを参考にしました。

「保育士テキスト2022 (上)」P300 をチェックして、マーカーを引いたりコメントを加えておきましょう。

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